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「秋彼岸☆」

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皆様、今日は☆
秋彼岸も終わり、明日は中秋の名月ですね。
如何お過ごしでしょうか。


私はお彼岸の前半、毎年ご縁を頂いている、
福島県南相馬市原町の常福寺様へ出講して参りました。
今年も境内では、鮮やかな真紅の彼岸花が満開です☆


こちらのお寺は、東日本大震災での被害が少なかった為、
直後から、被災された多くの真宗寺院やご門徒さんの拠り所として、
復興を支えられてきました。

相馬組には10ヶ寺の浄土真宗のお寺がありますが、
もともと、浄土真宗の信仰の篤い北陸地方からの移住者が多く、
お念仏の土徳の深い土地柄だと伺っています。

常福寺様でも、春と秋、1週間の法要と布教があり、
総代・世話人さん達はずっと最前列でご聴聞されます。
その熱心さに、頭が下がる思いですが、
代々、そのようにして、お念仏者を育てて来られた、
歴代ご住職の教化の賜物かもしれませんね。


ところで・・常福寺様には門を入って右側に大きな蔵があります。
どんなお宝が入っているのか、毎年、気になっていたのですが・・
今回、思い切って質問してみました☆
さて、皆様、「お寺の宝物」とは、いったい何だと思いますか?


答えは、お釈迦様の教え・・つまり「経典」です☆

蔵の中には、大学の図書館もびっくりの経典が保管されておりました。
しかも、和綴じの『大蔵経』を私は初めて見ました。
『大蔵経』とは「一切経」ともいい、お釈迦様の説かれた教えのすべてを
網羅したものです。
たしか、法然聖人は比叡山でこの大蔵経百巻を何度も読破され、
「彼の仏の願に順するが故に」という一文に出遇われ、
称名念仏への道を歩まれたというのは有名な逸話ですね。

実は常福寺様の3代前のご住職は本願寺派勧学(教学の最高学者)で、
代々、学者さんを多く輩出している家系との事です。
真宗学や仏教学の研究者だったら、もう、ずっと籠もっていたい程の、
宝の山、空間だと思います。


一応、私も中を見せて頂きましたが・・
ガーン!!全部、漢文。しかも、ギッシリと漢字が羅列してレ点もない。
内容に感動する以前に、全然、わかりませ〜ん☆
まさに、猫に小判?馬の耳に念仏?豚に真珠???

今、経典の和訳、現代語訳があることに改めて感謝しました。
やはり、高僧・学者という方々は有り難い存在ですね。
2500年前のお釈迦様の教えを、インド・中国・日本と
現代の私にも分るように翻訳して下さったのですから。

でも、これから活字離れ、デジタル化する若者に、
どうやって伝えていくのか・・
これからの学者さん達も頭が痛いでしょうね。

五濁悪世と言われる現代、残っているのはお釈迦様の「教え」のみ・・
しかし、それを伝えていけるのは、やはり「人」だと、私は思います。
そして、お念仏のみ教えは、それを歓ぶ人の「生き様」から、
周りの人に伝わっていくような気がしています。

お念仏者が浄土往生を願うのは、極楽で楽しむ為ではありません。
無量寿の命の中で、この世界のあらゆる命を救っていく為です。


帰り道、バスの車窓から見た飯館村。
青い空、緑の木々、雑草が生い茂る野ざらしの畑の向こうに、
相変わらず、除染した土の黒い袋が山積みになっていました。
この袋が一つ残らず無くなるまで、飯館の人々の苦しみは続きます。


車で5分も走れば、隣町、川俣。ここには普通の日常があります。
畑ではたわわに実った稲穂が、収穫を待っていました。
震災から4年、今、福島にはいろいろな景色が見えています。

でも、人の心の中の景色は、時代や人を選ばず
昔も今も変わらないのではないでしょうか。

「不断煩悩得涅槃」(煩悩を断ぜずして涅槃を得る)

だからこそ、お互いに、お念仏を称えつつ、
強く明るく生き抜きたいですね☆

常福寺の皆様、また、来年、お会いしましょう。
有難うございました☆

では、また、次回まで。。ごきげんよう〜☆☆


  


     






















 
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